• 耳鼻科診療 Practical Essence Vol.9

    症状:小児のくびの腫れ物
    疾患:リンパ節炎

    小児の頸部腫脹は、感染、炎症、腫瘍が原因となっている場合が多く、特に炎症と腫瘍を念頭において診断にあたる必要がある。また、新生児・乳幼児と学童以上では病態も異なる。今回は、小児の頸部腫脹の鑑別診断のポイントと、小児のリンパ節炎の治療のポイントについて解説する。

  • 耳鼻科診療 Practical Essence Vol.8

    症状:嚥下障害、誤嚥
    疾患:Wallenberg症候群

    嚥下障害、誤嚥は様々な疾患により引きおこされるが、原因疾患として最も一般的なものは脳血管障害である。脳血管障害は球麻痺と偽性球麻痺に分けられる。今回は、嚥下障害、誤嚥の診断のポイントを紹介するとともに、その原因疾患となる脳血管障害による球麻痺の代表として知られているWallenberg症候群の症例を提示して治療のポイントを解説する。

  • 耳鼻科診療 Practical Essence Vol.7

    症状:咳
    疾患:慢性副鼻腔炎

    咳は患者が病院を訪れる動機として最も頻度の高い症状の一つであり、原因は普通感冒から致死的な心疾患、肺癌まで多岐にわたる。咳をすることは大きなエネルギーの消費となり、患者のQuality of Life(QOL)の低下は著しい。今回は、咳の診断のポイントを紹介するとともに、咳の一因となる慢性副鼻腔炎の症例を提示して治療のポイントを紹介する。

  • 耳鼻科診療 Practical Essence Vol.6

    症状:いびき、睡眠障害
    疾患:いびき、睡眠時無呼吸症候群

    いびきや睡眠時呼吸障害には、さまざまな疾患や形態異常などが関与している。軽度のいびきは健常人にもみられるが、重度のいびきや睡眠時無呼吸がみられる場合には、治療が必要となる。今回は、いびきや睡眠時呼吸障害の診断のポイントを紹介するとともに、睡眠時無呼吸症候群(sleep apnea syndrome;SAS)の症例を提示して治療のポイントを解説する。

  • 耳鼻科診療 Practical Essence Vol.5

    症状:めまい、乗り物酔い
    疾患:頭位性めまい症

    めまいは「自分ないし周囲が運動していないにもかかわらず、運動しているように感じる錯覚ないしは異常感覚で、空間での身体に関する空間識(見当識)が障害された状態」と定義される。乗り物酔いは動揺病の一種であり、車や船に乗ることにより、日常経験することのまれな運動と日常生活の感覚情報との間での混乱が脳内で生じた結果と考えられる。今回は「めまい、乗り物酔い」の鑑別診断のポイントと「頭位性めまい症」の治療のポイントについて紹介する。

  • 耳鼻科診療 Practical Essence Vol.4

    症状:喉がれ、声がれ
    疾患:喉頭腫瘍

    喉がれ、声がれの主な原因は急性喉頭炎などの炎症性疾患であるが、長引く場合、徐々に進行する場合、反復する場合などでは、非腫瘍性声帯腫脹、腫瘍、声帯運動障害、外傷などが原因となることもあり、鑑別には注意を要する。そこで今回は喉がれ、声がれの原因となる疾患の鑑別診断のポイントと、原因疾患の一つである喉頭腫瘍の治療のポイントについて解説する。

  • 耳鼻科診療 Practical Essence Vol.3

    症状:くしゃみ、鼻水、鼻づまり
    疾患:症例1 花粉症で悪化する副鼻腔炎
    疾患:症例2 アレルギー性鼻炎を合併する副鼻腔炎

    くしゃみ、鼻水、鼻づまりを主訴とする患者さんは、花粉症をはじめとするアレルギー性鼻炎の患者数の増加とともに、急増している。アレルギー性鼻炎が副鼻腔炎のリスクファクターであるか否かについては議論が残されているが、両疾患の合併例は高頻度で認められ、難治化したり、治療が長引くことも多い。今回は、合併例における原因や病態、鑑別とともに、治療のポイントについて紹介する。

  • Round Table Discussion and Special Report on Macrolides

    インフルエンザ流行期におけるマクロライドの使い方
    マクロライドと抗ウイルス作用

  • 耳鼻科診療 Practical Essence Vol.2

    症状:耳漏(耳だれ)
    疾患:急性中耳炎

    耳漏(耳だれ)の主な原因は感染によるものであるが、外耳道の著しい腫脹、めまい等の神経性の症状、激しい痛みなどを伴う場合には、感染症以外の疾患を疑う必要がある。また、急性中耳炎は耳漏のみられる代表的な感染症で、主要な起炎菌のインフルエンザ菌、肺炎球菌に対して抗菌薬を選択する場合、耐性菌の著しい増加がみられることを考慮した選択が必要である。今回は、耳漏の鑑別診断のポイントと、急性中耳炎の診療のポイントについて解説する。

  • 耳鼻科診療 Practical Essence Vol.1

    症状:小児の難聴
    疾患:小児の滲出性中耳炎

    先天性の異常や老化が原因となる感音難聴は、一度発症すると聴力の回復は困難であるが、小児滲出性中耳炎などによる伝音難聴は、早期に適切な治療を行えば、その後の聴力に影響を与えることはほとんどない。今回は、小児の難聴における早期診療の意義と、小児滲出性中耳炎におけるマクロライド系薬の有用性について解説する。

  • 対 談
    呼吸器感染症トピックス 咳嗽とマクロライド

    咳嗽は臨床現場において遭遇する最も頻度の高い症状の1つであり、対応に苦慮するケースも少なくない。このため日本呼吸器学会では「咳嗽に関するガイドライン」の作成を進めており、本年度中に公表が予定されている。本対談においては、同ガイドラインの作成委員長である長崎大学教授の河野茂氏と、呼吸器感染症における咳嗽や非定型病原体の関連について数多くの研究をされている川崎医科大学講師の宮下修行氏に、呼吸器感染症と咳嗽の治療におけるマクロライドの役割についてご討議いただいた。

  • 花粉症を合併した慢性副鼻腔炎の治療

    マクロライド療法と抗アレルギー薬の併用効果を中心に